秋葉原

友達が一度メイドカフェに行ってみたいというから、一緒に秋葉原に行った。
冬で、クリスマスが近い頃だったと思う。
「メイドカフェとか今更?」って思ったけど、自分もいったことがなかったから、興味があってついていった。やっぱ、メイドカフェといったら秋葉原だろう。
「雑誌によるとこのあたり」って友達は看板を探している。
なんとなく、通りの角のところを見たら、黒いフリフリのメイド服を着た女の子が呼び込みしてた。
黒い紙で、頭によくあるメイドのキャップつけてて、ロリ声で「ご主人様、ぜひお寄りください」って呼び込みしてたから、手近なところであれでよくね?って友達を引っ張っていった。
雑居ビルの三階の薄暗い感じの店で、何人かがメイドカフェ的メニューを食べながら、メイドの品定めをしているようだ。
筆おろし
自分と友達は、とりあえず、メイドの子の写真から指名して、「りりぃ」って子にした。
写真の感じでは、ロリっぽい感じの、ぽっちゃり。目が大きくて、可愛い。
さすがにここのメイドカフェはレベルが高い。ほとんどの子が、アイドル目指してたり、すでに修業中だったり、そういう子だけ集めているカフェらしい。
「ご指名ありがとうございます。りりぃがお給仕させていただきます」
ミニのスカートから出てる足がすらっとしてて、なんか今まで学校とか仕事とかで出会った女の子とは別モノだった。
とりあえず、飲み物と、自分は熊さんハンバーグ、友達はペタにオムライスを注文。
女の子のテンションが、もちろん演技なんだけど、高くてこっちもなんかドキドキしてきた。
一緒に写真も撮れると聞いて、撮ってもらった。
なんか秋葉原だなーなんて言いながら、友達と日比谷線に乗って帰った。